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濃茶の胎に細い白モザイク帯、初期ローマン・ガラス 表面に青白の銀化、孔に侵食痕

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管理番号 新品 :3165968864
中古 :3165968864-1
メーカー 320a7086f3 発売日 2025-04-07 10:19 定価 2380円
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濃茶の胎に細い白モザイク帯、初期ローマン・ガラス 表面に青白の銀化、孔に侵食痕


本品は、濃茶ガラスの楕円体の胎に、白のモザイク・ガラスを多数の細い斜めの溝に埋め、細いモザイク白帯が胎の中央を斜めにぐるりと残されていますし、また、上部の一部に5-6本の細い白帯も残っています。白いモザイク・ガラスが剥落した跡には、多数の細い溝も見られます。\r 黄茶の胎には、前200年頃、初期ローマにおけるガラス製造とビーズ制作の水準を示す、小さな気泡跡が多数見られます。気泡跡には帯の白ガラスが入り、こうしてできた小さな白い孔が、細い溝状にもなっています。\r とくに上部の5-6本の白帯の細い溝には、狭い部分ですが、白ガラスが青白の銀色や金色に輝く銀化彩色が見られます。また、穿孔された孔の中を覗きますと、孔の内側全体を白い粉状物質が覆っています(1-4枚め)。\r 白い粉状物質は、銀化しきっていない侵食痕とされ、ガラスの表面が粉状に剥離しはじめたときに生じるとされ、その後一定の条件の下で銀化に進行することになります。胎表面の狭い部分の溝に見られる、青白などの銀化は、孔内部の白い粉状物質の変化したその後の状態を意味します。内側にもわずかに青白の銀化のような部分も見られます(14-15枚め)。\r茶色ガラスは、高い酸化鉄を用いて着色し、黒い茶は高い酸化鉄を約0.32%含むとされ、この製法は前6Cに発明され開始されました。他方、赤茶ガラスは、2C頃のローマ皇帝の別荘の床に、大理石の代用品として用いるために製造され、紀元後の初期ローマ期に赤茶ガラスや赤茶ビーズが流行しはじめたと言われます。なお、明るい茶の琥珀色は、酸素の提供されない還元状態で炭素と硫黄を用いて着色するとされます。\r 高い酸化鉄を用いた濃茶や黒い茶が前6C頃に発明されたという時期を考えると、本品の制作時期、前200年頃に本品が制作されたことも、納得的に理解できそうです。 本品は、銀化とその前身を示すだけでなく、ローマン・ガラスの着色法とその歴史を、具体的に語ってくれるビーズです。\rサイズ: 高さ 約11㍉ 幅 約8㍉弱 孔径 約3㍉
カテゴリー:ホビー・楽器・アート>>>美術品・アンティーク・コレクション>>>その他
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配送の方法:佐川急便/日本郵便
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